- 三線とは
- 各部の名称
- 七つの型
- 伝統的工芸品としての
三線
初めて聞く音色なのに、
なぜか懐かしさを
感じるという人も多い三線。
沖縄の人々にとって、
三線とはただの楽器ではなく、
沖縄文化を象徴する、
島の宝物です。
その音色を左右するのは、
棹というネックの部分だと言われ、
素材としては黒檀が最高級とされます。
親から子へと代々受け継がれた三線は、
家宝として大切に床の間に飾る習慣が
ありました。
そのため、沖縄戦の時は
井戸や墓の中に棹を隠したり、
棹だけ背負って避難したといった
エピソードもたくさん。
終戦後、荒廃した沖縄で、
三線の音色は人々をなぐさめ、
はげましてきました。
琉球王朝時代から
歌い継がれてきた古典音楽、
今も新しい歌が
次々と生まれている沖縄民謡、
県外でも広く親しまれているポップス…
三線の入り口も実はいろいろ。
沖縄を旅するときは、
ぜひその豊かな音の世界に
触れてみてください。