連載・おきなわ41物語/きらりと光る西原探しの旅へ
- 掲載日:
- 2025.04.11
41、それは沖縄県にある市町村の数です。
本連載「おきなわ41物語」では、41市町村のイマの魅力を現地ライターが独自取材。
地元民しかしらない地域ならではの魅力や穴場スポット、とっておきの寄り道グルメなど、沖縄をもっともっと好きになってしまうような、唯一無二の旅のアイデアを紹介してまいります。
41の物語とともに、新しい沖縄を再発見してみませんか?
マリンスポーツやドライブが楽しめる文教のまち
多彩なマリンスポーツを体験できる「西原きらきらビーチ」や、地域の特産品を発信するファーマーズマーケット「西原さわふじマルシェ」など、ドライブしながら家族みんなで楽しめるスポットが点在する西原町。町内にある内間御殿には、樹齢400年以上といわれるサワフジ(サガリバナ)があり、夏の夜には花火のような一夜限りの花を咲かせます。甘い香りを漂わせて花が開く姿は、とてもロマンチック。町指定の天然記念物として、地域の人々からも親しまれています。
INDEX
| Access |西原町(西原さわふじマルシェ)までの行き方
■お車の場合
那覇空港から西原さわふじマルシェまでは、車で約30~35分(約15km)です。
■モノレールとタクシーを利用する場合
・ステップ1 : 那覇空港駅から沖縄都市モノレール(ゆいレール)に乗車し、てだこ浦西駅で下車します。(約40分)
・ステップ2 : てだこ浦西駅からタクシーを利用し、西原さわふじマルシェまで約3km(約10分)
| interview |新たな発見がある、おすすめの目的地を教えてください
沖縄本島の中部に位置する西原町は、那覇空港から約15㎞、車で約30分で行かれるとても便利な場所にあります。今回は、そんな西原町の一歩踏み込んだ一面も紹介したい!地域を知り尽くしたみなさんに、ズバリこんな質問をしてきました。
「新たな発見がある、おすすめの目的地や新しい楽しみ方を教えてください」
この問いに答えてくれたのは、西原町観光キャラクターの「さわりん」と西原町出身で沖縄観光大使(スポーツ部門)の仲本百合香さん
「西原さわふじマルシェは、2020年12月にオープンした複合施設で、新鮮な食材や美味しいグルメ、観光情報、イベントなど、西原町の魅力を体感できる場となっているりん♪是非、遊びにきてほしいりん♪」(さわりん)
「西原町とスポーツ大好きな私からは、西原町の海”西原きらきらビーチ”とワールドワイドで活躍中の”西原高校マーチングバンド”を紹介したいです。」(仲本さん)
では、お二人の案内で、今まで見たことがない西原町の楽しみ方を見ていきたいと思います。
さわりん
西原町観光キャラクター
7月1日生まれの妖精。年齢・性別不明。
西原町が自然豊かな町であることを緑色の体で表現し、頭には町の花木“さわふじ(サガリバナ)”と町花の“ブーゲンビリア”がのっている。国の指定史跡“内間御殿(うちまうどぅん)”の“さわふじ”から生まれた妖精で、語尾に「~りん♪」とつけて話すかわいらしいキャラクター。
仲本 百合香さん
初代沖縄観光大使 スポーツ部門(2024-2026)
沖縄県西原町出身。
初代沖縄観光大使として、沖縄の自然、歴史・文化、食、スポーツ、伝統芸能などの魅力を活かし、地域ブランドや観光情報を国内外に広く発信。現在は「沖縄一スポーツに熱いタレント」として、様々なスポーツの関係者やアスリートへの取材を精力的に行っている。
おすすめ①西原さわふじマルシェ
西原町のランドマーク!
おすすめ①西原町のランドマーク!西原さわふじマルシェ
「西原さわふじマルシェ」は、西原町の新しいランドマークとして2020年12月にオープンした、新鮮な食材や美味しいグルメ、観光情報、イベントなどを通して西原町の魅力を体感できる複合施設です。
西原町の歴史・文化・風土などを学べる「西原劇場」
西原劇場は、西原町の歴史文化や地域の情報を紹介する施設です。
豊(農業と文化)・結(西原の結い)・巡(観光と魅力)・伝(人々の想い)の4つのテーマごとにブースを分けて、西原町の魅力を発信しています。
豊富な品揃えのJAファーマーズマーケット「うんたま市場」
「うんたま市場」は、沖縄県内のおいしい野菜や果物が揃うファーマーズマーケットです。
西原町近郊で育てている野菜を中心に販売を行います。また、県産いまいゆ(旬の魚)を販売する丸六水産や、新鮮で上質な精肉を販売する上原ミートもうんたま市場内に入っており、ここで肉・魚・野菜のすべてが揃います。
種類豊富なお惣菜やスイーツも必見です。ジューシーおにぎりやタコライス、マンゴーケーキなどどれも美味しそうなものばかり。ご飯の上までぎっしりとおかずが詰まった、沖縄らしいボリューミーなお弁当も販売しています。こちらでお惣菜やお弁当を買って、西原町内のビーチや公園でピクニック気分を味わうのも楽しいですね。
料理教室などが開催できるキッチンスタジオ「くわっちーキッチン」
「くわっちーキッチン」は、地域の食材を活用した料理教室やワークショップを開催する施設です。最新の設備が整っており、初心者から上級者まで幅広い方々が参加できます。
※調理器具については各自持ち込みになります。
さわりんのテーマ
おすすめ②沖縄県民の憩いの場!クリード西原マリンパーク
クリード西原マリンパークは、沖縄の自然を満喫しながら、アクティブに過ごせるスポットとして人気です。海水浴や各種マリンスポーツが体験できる全長550mの大型ビーチをはじめ、家族や友だち同士でバーベキューを楽しめます。
クリード西原マリンパークの魅力
西原きらきらビーチには、ビーチバレーコート(3面)とビーチサッカーコート(1面)が常設されています。更に使用料が@550円/面・時間と格安!5人で利用したら、一人110円と驚きの価格!
②手ぶらでビーチパーティが楽しめる!
多彩なバーベキューメニューとガス釜が準備されているので手ぶらでもOK!さらに大型バーベキュー棟21棟を完備しているので、グループや団体の受け入れも可能です。合計1,000名まで収容可能。
③駐車場が無料!
駐車場は1,100台完備です。駐車料金は無料!利用者にやさしい施設です。
④地元の方とのふれあいができる!
上記のように利用者にやさしい施設なので、地元利用率は80%超え!観光客のみなさまにとっては、アウエー環境で、地元の方々とのふれあいが期待できます。
⑤周辺に広大なピクニック広場がある!
道を挟んだ向かいには、東崎都市緑地(イルカ公園)があり、大型遊具や芝生広場で、ご家族でピクニックが楽しめます。
西原きらきらビーチ
西原きらきらビーチは、海水浴やマリンスポーツ、ビーチバレーやビーチサッカーが満喫できます。遊泳エリアがしっかり区画されており、ライフセーバーも常駐しているため安心して海水浴を楽しめます。
西原きらきらビーチには、ビーチサッカーコート1面とビーチバレーコート3面が常設されています。沖縄県内のビーチで常設されているのはここだけです!
ビーチバレーやビーチサッカーの大会も開催されています。観戦も楽しいですよ。
海水浴エリアはこの美しさ!2025年4月19日(土)には海開きイベントが開催されます。
西原きらきらビーチ海開きイベント
【開催日時】2025年4月19日(土)10:00~
【イベントスケジュール】
・安全祈願祭 10:00~ 各者挨拶
・合同展示訓練 11:00~ 東部消防組合・浦添警察署・ライフセイバー
・海開き 12:00~ 各者挨拶
・オープニンングテープカット 12:20
【アトラクション】
◆メインステージ
12:40 かりゆし太鼓【太鼓演舞】
13:10 ダンススタジオ AIR HEADS【ダンスショー】
13:50 わさび・きんぴらごぼう(FEC)【お笑いステージ】
◆エントランスにて ふわふわ無料体験(12:00-13:30)
◆ビーチゾーン
12:30 海開き(初泳ぎ)
14:20 宝探しゲーム
15:00 バナナボート無料体験(16:00まで)
一年中楽しめるビーチパーティ
クリード西原マリンパークのバーベキュー施設は、大型バーベキュー棟、計21棟を完備し、合計1,000名を収容可能です。ビーチパーティが一年中楽しめます。
手ぶらで楽しめるプランがあり、家族連れやグループでの利用に人気があります。ビーチを眺めながらバーベキューを楽しめるので、沖縄の自然を満喫できるスポットです。地元の方々も良く利用するので、ふれあいも楽しめます。
各種マリンスポーツ
全身に浴びる水しぶきと爽快感!!西原の海を疾走するダイナミックでエキサイティングなマリンスポーツを、お楽しみいただけます!!
きらきらビーチ Movie
ピクニックが楽しめる!東崎都市緑地(イルカ公園)
クリード西原マリンパークの道を挟んで向かい側には、西原町管理の東崎都市緑地が広がります。通称:イルカ公園と呼ばれ、イルカの巨大遊具や広々とした芝生広場に「西原タッチュー」もあります。海水浴で楽しんだ後はこちらでピクニックなども楽しめます。

いかがでしたか?
西原町の東海岸にあるクリード西原マリンパークは、那覇市から車で約30分とアクセスが良く、設備が整っていて初心者でも安心で、 バーベキューやスポーツも楽しめるので、グループやファミリーに最適のスポットです。西原町の綺麗な海を満喫しながら、のんびり過ごしたり、アクティブに遊んだりしてはいかがでしょうか!
初代沖縄観光大使 スポーツ部門(2024-2026)仲本 百合香さん
おすすめ③「私の好きな西原町」by 沖縄県立 西原高校マーチングバンド
西原町のおすすめ③では、「私の好きな西原町」というテーマで、沖縄県立西原高校マーチングバンドのみなさんにお聞きしました。
沖縄県立西原高校マーチングバンドとは
西原高校マーチングバンドは1984年に創立され、「心に残る音楽、感動あるマーチング」を目指し、学業と部活動の両立に励んできました。これまで、国内大会では5度の日本一、4年に一度オランダで開催される「世界音楽コンクール」では7大会連続金メダルを受賞。2022年にはワールドチャンピオンを受賞し、昨年の第52回マーチングバンド全国大会においては28度目となる金賞を受賞しました。
昨年7月には台湾の政府が主催する音楽イベントに招かれ観客を魅了しました!
私の好きな西原町
練習風景~とある春休みの一日~
2025年3月某日、取材のため西原高校を訪問しました。新2年生・新3年生が先輩の指導のもと練習をしていました。
マーチングバンドは、行進しながら演奏するため、歩きながら楽器を持って演奏する技術を身につけなければなりません。この日は、正しい姿勢や足の運びを繰り返し練習していました。このような地道な練習の積み重ねが、あの華やかな舞台につながることを教えられました。
頑張れ!西原高校マーチングバンド!
沖縄県立西原高校
沖縄県立西原高校は昭和50(1975)年に開校して以来、令和6(2024)年11月には創立50周年を迎えました。部活動が活発。特にマーチングバンドは全国的に有名で、海外遠征も積極的に行っています。また、バレーボール部は、男女ともに県内屈指の強豪として知られています。
- 住所
- 中頭郡西原町字翁長610番地
| model course |紹介スポットも回れる、とっておきの旅プラン
海・山・歴史・文化・芸能 魅力いっぱいの文教の町をめぐる2泊3日
きらりと光る西原探しの旅
沖縄本島中部の東海岸に位置する西原町。稜線のなだらかな運玉森をバックに平野が広がり、自然豊かな丘陵地より青く輝く太平洋を望むことができる風光明媚なまちです。そんな西原町のきらりと光る宝を探す旅に出かけましょう。
| comment |一般社団法人西原町観光まちづくり協会からのメッセージ
一般社団法人西原町観光まちづくり協会
私たちは、西原町の観光振興と地域活性化を目的として活動している団体です。西原町内の観光スポットやイベント情報を発信したり、 地域の魅力を高めるための各種イベントを企画・運営したりしています。体験型農園「さわりんガーデンビレッジ」の運営も行っており、 農業体験を通じて、参加者のライフスタイルを豊かにする場を提供しています。
そんな、訪れて良し・住んで良しの西原町に是非お越しください。
| 編集後記 |おきなわ物語編集部
西原町のさまざまな場所を取材で訪れた際に感じたのは、「訪れて良し、住んで良し」の魅力あふれる街だということです。
東海岸に広がる海沿いには、ビーチやバーベキューエリア、公園、スポーツ施設などが整備された大型海浜公園があり、子どもから大人まで多彩なレジャーを満喫できます。海だけでなく、陸には豊かな自然の中で散策やパークゴルフを楽しめる運動公園もあり、憩いの場として親しまれています。
また、新鮮な農産物や加工品、特産品が豊富に揃うファーマーズマーケットがあり、それらを使った料理を提供する飲食店も点在しています。さらに、見晴らしの良い高台には、おしゃれなカフェやバーもあり、ゆったりとした時間を過ごせます。
交通面では、ゆいレールの延伸により「てだこ浦西」駅が開業し、西原町へのアクセスが一段と便利になりました。
ここでは語り尽くせないほどの魅力が詰まった西原町。沖縄への移住を検討されている方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【ピックアップ】連載・おきなわ41物語/沖縄にはまだ知られていない魅力いっぱい
連載・おきなわ41物語
沖縄にはまだ知られていない魅力いっぱい
41、それは沖縄県にある市町村の数です。おきなわ「41」物語では、41市町村のイマの魅力をひとつずつ独自取材。
地元民がおすすめする地域ならではの魅力や是非訪れてほしい穴場スポット、寄り道グルメなど、新しいローカル旅の目的地を紹介してまいります。
41の物語とともに、新しい沖縄を再発見してみませんか?
西原さわふじマルシェは、西原町の歴史・文化・風土などを学べる「西原劇場」を中心に、西原町のひとたちと観光客のコミュニケーションスペースとしても大きな役割を果たしているりん♪西原町にきたら絶対寄ってほしいりん♪
西原町のみんなと一緒に踊る「さわりんダンス」は、西原町の観光名所などを紹介してるりん♪こっちも見て欲しいりん♪
西原町観光キャラクター さわりん