10月17日は「沖縄そばの日」なぜ?食べ歩きモデルコースもご紹介!
- 掲載日:
- 2022.10.12
沖縄県民にとっての“ソウルフード”である沖縄そば。ここでは、沖縄そばの定義や沖縄県民なら誰でも知っている「沖縄そばの日」など、沖縄そばに関する豆知識をご紹介します!また、11日から開始した、沖縄県の全国旅行旅行支援「おきなわ彩発見NEXT」は沖縄県も対象となっており、沖縄旅行がいつもよりお得に楽しめるタイミングです。是非この機会、本場の沖縄そばを楽しんでみてはいかがでしょうか?
INDEX
「沖縄そばの日」とは?
琉球王国宮廷料理の食べ物であった沖縄そばは、昭和初期になると庶民も食せるようになりました。沖縄戦により、ほとんどのそば屋が無くなりましたが、戦後、配給の小麦粉による製麺が徐々に復活しました。沖縄そばという名称が定着したのもこの頃でした。しかし、本土復帰をして四年目を迎えた1976年、沖縄生麺協同組合に対し公正取引委員会から「沖縄そばはそば粉を全く使っていないため、そばと表示してはならない」との通達が入りました。
「沖縄の食文化を変えてはならない」という思いから、「沖縄そば」という名称を認めてもらうよう活動が続きました。そして1978年の10月17日、正式に「沖縄そば」の呼称認定を受けました。この時に関わった沖縄そばを愛する人々の熱き想いと努力をたたえて1997年に制定されたのが「沖縄そばの日」なのです。
沖縄そばの定義「一つでも欠けると沖縄そばとは呼べない」
そば粉をいっさい使わない、小麦粉100%の沖縄そば。2013年には地域食品ブランドの表示基準である「本場の本物」に、沖縄そばが麺類として全国初の正式認定を受けました。本場沖縄そばは、原料や熟成、麺の太さに到るまで12もの定義があり、どれか1つがかけても沖縄そばと呼べないとのことです。
①沖縄県内で製造されたもの
②手打ち式(風)のもの
③原料小麦粉[タンパク質11%以上、灰分0.42%以下のもの]
④加水量[小麦粉重量に対し34%~36%以下]
⑤かんすい[ボーメ2度~4度]
⑥食塩[ボーメ5度~10度]
⑦熟成時間[30分以内]
⑧めん線[麺の厚さ1.5~1.7mm]切刃番手[薄刃の10番~12番]
⑨手もみ[裁断されためん線は、ゆでる前に必ず手もみ(工程)を行う]
⑩ゆで水のpH8~9
⑪ゆで時間[約2分以内で十分可食状態であること]
⑫仕上げ[油処理してあること]
沖縄そばには何が入っている?
生姜 | ピリッとした辛味がスープの味を引き締めます。紅しょうがを使うところが多いですが、針しょうがで提供するお店もあります。 |
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島ねぎ | 豊かな香りと爽やかな苦味が特徴。お店によっては別皿で提供されたり、わけぎやあさつきが添えられることもあります。 |
三枚肉orソーキ | 丁寧に下処理された皮付き豚バラ肉や骨つきあばら肉を砂糖醤油で煮込んだ具。主に県産豚が使われます。 |
かまぼこ | 魚のすり身を油で揚げたもの。野菜やモズクなどが入るなど地域によって具材が入るなどの特色があります。 |
麺 | 材料はそば粉でなく小麦粉が使われています。昔ながらの灰汁を使った製法や沖縄食材を練りこんだ麺も人気です |
だし | 主に豚骨とかつおだしが使われています。麺や具材との相性や味のバランスを考えながら時間をかけて作られています。 |
地域ごとに特徴があるから奥が深い!
沖縄そばは、麺の形状や具のトッピングなど、地域によって主な特徴があります。最近では本島内でも離島の沖縄そばが食べられるお店も増え、それぞれ工夫を凝らしたご当地そばも人気を博しています。
沖縄そば食べ歩きモデルコース
老舗沖縄そばからゆし豆腐そばにイカ墨そばまで、県民の数だけ推しの沖縄そば屋があるというほど、お店によって味わいが異なります。食べ比べしながらお気に入りの一軒を見つけるモデルコースやドライブ途中に地元の名店を訪れるモデルコースを紹介します。