沖縄を効率的に旅する上手なレンタカーの借り方や注意点
- 掲載日:
- 2024.04.11
沖縄本島のあちこちに点在する観光地をいろいろ回りたい場合には、バス、タクシー、ゆいレールなどの公共交通機関だけの移動よりもレンタカーの移動の方が便利な時もあります。行ってみたい観光地の近くに駅や停留所がなかったり、移動したい時間に便がなかったりすることもあります。そんな時、レンタカーがあれば、東西南北どこへでも、好きな時間に自由に回ることができます。
一方、那覇空港付近のレンタカー会社で借りる場合、ハイシーズンなどは大変混雑しており、送迎バスに乗るまで順番待ちや営業所での手続きの時間がすごくかかってしまい、出発までに2時間もかかってしまうこともあります。
ここでは、沖縄旅行をする場合の上手なレンタカーの使い方や知っておきたい沖縄の道路事情を紹介したいと思います。
沖縄を効率的に旅する上手なレンタカーの借り方
那覇空港でのレンタルを避ける
那覇空港に到着後、すぐに車が必要と考えて空港付近でレンタカーを借りる人が多いのですが、空港では受け渡しができないため、各レンタカー会社の営業所まで送迎バスで移動しなければならないことがほとんど。時間帯や時期によっては、このバスの利用や貸し出しの手続きに時間がかかることがあります。那覇市内は、ゆいレールなどの公共交通機関があって空港からの移動がしやすいので、空港に到着したら、そのままゆいレールで那覇市内に移動し、ゆいレールの駅近くでレンタカーを借りる方法もおすすめです。
OTSレンタカー Tギャラリア沖縄店(DFS営業所)
■住所:那覇市おもろまち4丁目1 Tギャラリア 2F
■連絡先:098-860-7700
■営業時間:9:00~17:00
■定休日:年中無休
ニッポンレンタカー おもろまち駅前 営業所
■住所:那覇市おもろまち4丁目1 Tギャラリア 2F
■連絡先: 050-1712-2418
■営業時間:9:00~19:00
■定休日:年中無休
オリックスレンタカー Tギャラリア沖縄カウンター
■住所:那覇市おもろまち4丁目1 Tギャラリア 2F
■連絡先: 098-867-0543
■営業時間:9:00~19:00
■定休日:年中無休
当日はチェックインのみ、翌日ホテル近くでレンタカーを借りて出発する
到着が午後の場合、那覇空港近くのレンタカーの受け渡しに時間がかかってしまうと、あっという間に夜になってしまいます。そこで、那覇空港に到着したらすぐゆいレールで移動し、当日は駅近くのホテルに泊まり、翌日朝一でレンタカーを借りて出発すれば、かなり効率的な行程が組めます。
ゆいレール「おもろまち駅」周辺にはホテルもレンタカー会社も多くあるので、この行程を組む拠点としては最適ですよ♪
ダイワロイネットおもろまちプレミアム
「おもろまち駅」より徒歩約6分の場所に位置し、観光利用からビジネス利用まで、幅広いお客さまにご利用いただけます。
- 住所
- 那覇市おもろまち4-2-14
- TEL
- 098-862-5055
スーパーホテル那覇・新都心
「おもろまち駅」徒歩4分。無料朝食&ウェルカムバーサービス付き。ビジネスにも観光にも便利な立地です。
- 住所
- 那覇市おもろまち 4-16-27
- TEL
- 098-861-9000
アルモントホテル那覇おもろまち
好評の朝食バイキングと「光明石温泉」が自慢のホテル。「おもろまち駅」からは徒歩約4分の好立地★ビジネスに観光に是非ご利用ください!!
- 住所
- 那覇市おもろまち4-3-8
- TEL
- 098-860-6611
目的地までレンタカー以外の交通手段で移動し、現地でレンタカーを借りる
沖縄本島北部観光の場合、那覇空港からリムジンバスや高速船を使って名護市内まで移動し、現地でレンタカーを借りて北部を周遊する手段もあります。効率的で変化に富んだ沖縄観光のアイデアとしてご検討ください。
レンタカー以外の交通手段を使うことにより、みんなでゆっくりと沖縄の変化に富んだ風景を楽しむことができますよ♪
空港リムジンバス
那覇空港から沖縄本島西海岸の主要リゾートホテルを経由して名護バスターミナル、美ら海水族館まで行く便があります。乗車の際には、現金での支払いはできないので、WEBサイトや全国のコンビニで乗車券の予約が必要。空席があれば空港の案内カウンターでも購入できます。
高速船 ジンベエ・マリン(タクマ3)
那覇と本島北部の名護間を75分、名護‐本部間を25分で結ぶ高速船です。途中、景勝地「残波岬」や「瀬底大橋」を海から眺めたり、運が良ければイルカやクジラにも遭遇できるかもしれません。
知っておきたい沖縄の道路事情
沖縄の道路事情のポイントですが、とにかく渋滞が多いこと、時間帯や交通量によって道路規制があることは、最初に頭に入れていた方が良いでしょう。また、細道や傾斜のある道が多いこと、雨の日は滑りやすいこと、タクシーやレンタカー、「Yナンバー」(米軍関係者の私有車両)などさまざまなドライバーがいることなど、沖縄特有の事情があります。ここでは1つずつ、詳しく説明していきます。
渋滞が多い
車社会の沖縄では、県民の主な移動手段は車になります。通勤・通学の時間帯をはじめ、休日のイベントなど、予想がつかない時間や場所で渋滞が起こることも。渋滞に巻き込まれたら長時間動きが取れなくなり、予定通りの旅ができなくなる可能性もあります。沖縄をレンタカーで旅する時は、時間に余裕を持ったスケジュールが必要です。特に、レンタカーの貸し出しと返却時には手続きに時間がかかることがありますので、さらに余裕を持ったスケジューリングをおすすめします。渋滞が特に目立つとされているのは、那覇市から北部まで続く「国道58号線」と、那覇市から沖縄市を走る「国道330号線」、そして浦添市の「パイプライン通り」です。この3つの道路を朝夕に使う予定がある時は、特に注意が必要です。
バスレーン・交通量による規制
「バスレーン」という言葉をご存知ですか? 沖縄では公共交通機関の正常運行を確保するため、朝夕に路線バスを優先させる「バスレーン規制」が行われています。具体的には、国道58号線で実施されている「バス専用通行帯」と、国際通りで実施されている片側一車線が「バス専用道路」になる2つの規制があり、規制の内容は標識で示されています。なお、「バスレーン」は一般車両の通行は禁止で、取り締まりの対象となるので注意が必要です。
「バスレーン規制」は平日のみの運用で、土日祝日や正月、台風など路線バスが運休した際には実施されません。また、中央線の位置が変わる「中央線変移」は、那覇市内を中心とした限られた区間で運用されていて、渋滞解消のために交通量に合わせて中央線が移動します。気付かずにぼんやり運転していると、道路を逆走してしまうことになりますので、十分にお気をつけください。
雨の日は道路が滑りやすい
海に囲まれた沖縄では、潮風の影響で路面に塩分が張り付き、滑りやすくなっていると言われています。また、道路の舗装に使うアスファルトに琉球石灰岩が配合されているため他県の道に比べると滑りやすく、雨に濡れるとさらに滑りやすくなると言われています。また、強烈な直射日光の影響でアスファルトの劣化も早く、そのことも道が滑りやすい一因になっています。「自分の住んでいる場所の道路よりも沖縄の道路は滑りやすい」と理解して、注意するようにしてください。
ローカルドライバーの運転に癖がある
車社会の沖縄ですが、ローカルドライバーの運転にはちょっと癖があるので気をつけておく必要があります。例えば、車線変更や右折・左折の際にウインカーを出さない、バイクが車の合間をすり抜けることが頻繁にある、郊外などでは時速20キロ程度でゆっくり走行する車が時々いる、など。そうしたローカルドライバーの癖を想定できていないと、走りにくさを感じたり、事故に繋がったりする危険性もありますので、心に留めて置いておくと良いでしょう。
さまざまなドライバーがいる
沖縄の運転事情になじみの薄い国内外の観光客や、高齢者から大学生まで年齢層の幅が広いローカルドライバー、そして「Yナンバー」と呼ばれる米軍関係車両の運転手など、ドライバーの層がとても広いことが沖縄の特徴です。運転初心者の方やペーバードライバーの方にとっては、ご自身の地元では出会ったことのないタイプの運転に接する機会があるかもしれません。スピードを出しすぎない、車間距離を十分に取るなど、模範的な運転をより意識して、安心・安全な旅を心がけましょう。
ゆいレールの駅周辺にあるレンタカー会社では、「おもろまち駅」周辺が便利です。各レンタカー会社のカウンターがおもろまち駅に直結したTギャラリア内にありますよ♪