10/10は「まぐろの日」!沖縄で生まぐろを堪能しよう♪
- 掲載日:
- 2024.10.10
10月10日は「まぐろの日」!
沖縄グルメといえば、沖縄そばやチャンプルー料理などのイメージを持つ方が多いかと思いますが、実はまぐろもおすすめ。
沖縄では、年間を通して旬のまぐろを食べることができる、冷凍されていない生のまぐろが食べられるなど魅力がたくさんあります。
また、実は沖縄のまぐろの水揚げ量は全国トップクラスを誇っており、那覇市の市魚にも選定されているんです。
そこで本日は、沖縄のまぐろの特徴や生まぐろが食べられるお店、購入できる市場などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ー目次ー
まぐろの日について
1986年に日本かつお・まぐろ漁業協同組合連合会により制定された「まぐろの日」。
奈良時代の歌人「山部赤人」が当時の10月10日にまぐろ漁で栄える現在の兵庫県明石市付近を訪れ、同地域を讃えた歌を詠んだことが由来とされています。
沖縄のまぐろの特徴
鮮度が良い
漁場が陸から比較的近く、獲れたまぐろを時間をかけずに水揚げできることから、沖縄で水揚げされるまぐろは”生鮮まぐろ”と呼ばれ、冷凍されることなく生のまま市場に運ばれます。そのため、他府県のまぐろに比べて鮮度が高いと言われています。
年中旬のまぐろが楽しめる
一般的にまぐろ漁は9月~12月ごろとされていますが、島の周りを海に囲まれた沖縄では年間を通してさまざまなまぐろが水揚げされるので、旬の時期を逃さずに市場に提供できます。 また、産卵の時期の5月~6月ごろが旬だと言われている沖縄の本まぐろは、この時期には300kg級のものが多数水揚げされると言われています。
沖縄で水揚げされるまぐろ
クロマグロ
旬の時期【春】
通称「本まぐろ」と呼ばれ、まぐろの中では最も大きくなり、胸びれが短いのが特徴です。肉質・味はまぐろ類の中でも最も深みがあり、赤身から大トロまで様々な部位を楽しめます。
メバチ
旬の時期【夏~冬】
他のまぐろに比べて、目がぱっちりして大きいのが特徴です。クロマグロと比較すると脂は少なめですが、比較的脂がのっていて濃い味です。
キハダ
旬の時期【夏~冬】
体の色が黄色く、長いひれが背中と腹側にあるのが特徴です。身は美しい薄紅色で脂は少なめ、さっぱりした癖のない味です。
ビンナガ
旬の時期【秋~春先】
通称「トンボ」や「ビンチョウ」と呼ばれ、まぐろの中でも最も小型で胸びれが長いのが特徴です。薄ピンク色で淡泊な味ですが、獲れる場所によっては脂がのっています。
新鮮なまぐろが食べられるお店
「県産生まぐろ丼専門店 つなや食堂」
「沖縄の魚は美味しくないというイメージを払拭し、沖縄のまぐろの美味しさを県内外の方たちにもっと知ってもらいたい」というオーナーの想いからオープンしたこちらのお店は、沖縄近海で水揚げされた生のまぐろを使用しており、新鮮で肉厚なまぐろが堪能できるとあって、観光客だけでなく地元の人々にも大人気です。
丼に乗っているまぐろは、口に入れるとほんのり甘く濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。また、まぐろの上に載っている”海ぶどう”やスープの中に入っている”もずく”も地域で獲れたものを使用しています。
海を一望できる高台に位置しているので、テラス席からは青い海が一望できます。天気の良い日には、絶景を眺めつつ、心地よい海風を感じながら、沖縄の新鮮な生まぐろを堪能してみてくださいね。また、店内は広く、お座敷もあるのでお子様連れの方にもおすすめです。
周辺の観光スポット
「まぐろ屋みーかがん沖縄」
2022年10月にリニューアルオープンした「まぐろ屋みーかがん沖縄」は、まぐろ一筋30年の三高水産直営のレストランで、沖縄まぐろの迫力と、各部位の美味しさを、見て、食して、知ることができる一軒です。
『至福のまぐろ丼』は鮮やかな赤身、中トロ、カマトロを味わうことができる贅沢な一品。濃厚でもっちりしていて、口の中でとろけるまぐろは絶品です。赤身はその時期に獲れる新鮮なキハダやメバチが提供されます。付け合わせのまぐろカツもサクサクの衣とジューシーなまぐろとの相性がぴったりです。
まぐろの解体ショー
毎日2回、市場直送の「まぐろの解体ショー」が行われており、部位の説明も行うので大人も子供も楽しく美味しく学べます。こちらのイベントは毎日300〜400本のまぐろを買い付けているからこそ実施できる人気のイベント。目の前でまぐろが手際良く捌かれる様子は圧巻です。
新鮮な海鮮料理にお腹も心も満たされたら、隣接する「お魚センター」で鮮魚を買えるのもおすすめポイント。食事を楽しんで、お土産も買える「みーかがん」で沖縄の海鮮を味わってみてはいかがでしょうか。
周辺の観光スポット
新鮮なまぐろが購入できる場所
「なはまぐろ市場」
2023年11月に那覇市港町にてオープンした「なはまぐろ市場」。泊いゆまちの奥の敷地にあるこちらの市場は2階建てになっており、1階には水産業者7社が入居し、泊漁港で水揚げされたキハダ・メバチ・クロマグロ・ビンナガの4種類のまぐろを中心とした鮮魚販売を行っています。2階にはイートインスペースやデッキテラスがあり、1階で購入した水産物の飲食が可能となっています。さらに、赤ちゃんルームもあるので、お子様連れの方にもぴったりです。
泊いゆまち
泊漁港内に設けられた、20件以上の鮮魚店が軒を並べる直売所です。まぐろの他、季節によって変わる旬の魚介や、沖縄ならではのカラフルな熱帯魚、朝水揚げされた新鮮な魚介類などが並びます。立ち食いできるスポットや手作りお総菜もあり、売り切りごめんで閉店する店舗もあるので、朝早くからのご来店がおすすめです。
奥武島いまいゆ市場
ドライブスポットとして有名な奥武島にある奥武島体験交流施設「奥武島いまいゆ市場」。こちらの市場では、島のウミンチュ(漁師)が水揚げしたイマイユ(新鮮な魚)や海産物加工品の他、地元の野菜や特産品などが販売されています。車で渡れる奥武島は、離島とあって海もとても美しいので、ドライブの途中にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
糸満漁業協同組合 お魚センター
日本最南端に位置する道の駅「道の駅 いとまん」の一角にあるお魚センターには、11店舗の鮮魚店が並び、地元で獲れた新鮮な魚やモズク、海ぶどうなどが豊富に揃っており、水揚げされたばかりの魚はもちろん、糸満名物のバクダンかまぼこや寿司などの水産加工品も豊富に取り扱っています。また定期的に開催される”まぐろ解体ショー”は迫力満点で、観光客だけでなく県民からも人気です。
まぐろのセリを見学しませんか??
沖縄県水産公社地方卸売市場(イマイユ市場)
競り落とされていく様子を見学できる施設
水産物を取り扱う卸売市場としては、県内最大規模の「イマイユ市場」。こちらの施設は食中毒や異物など人に危害を及ぼす要因を「持ち込まない」「つけない」「増やさない」をコンセプトに”安心・安全な水産物”を安定供給できるように衛生的な取り組みを徹底しています。開市日であれば市場施設の2階からセリの様子を見学することができるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。