コテージ CANAC
“やんばる”らしい景観に包まれた絶好のロケーション
沖縄・本島北部に位置する本部町は、“山原(やんばる)”と呼ばれているエリア。
その名の通り、山や森に囲まれた豊かな自然の景観が大きな魅力の一つです。
また、「沖縄美ら海水族館」や「備瀬のふくぎ並木」といった人気の観光スポットも点在しているため、シーズンともなれば、多くの観光客が訪れる場所でもあります。
古民家ステイが楽しめる「コテージ キャナック」は本部町の高台にあり、“やんばる”の山々に囲まれた絶好のロケーションが特徴。
広大な敷地の中で一際目立つ赤瓦の古民家は、かつての島人の暮らしを思い起こさせる素朴な空気に包まれています。
築100年以上の古民家を移築したやすらぎの宿
「コテージ キャナック」では、沖縄本島の最北端に位置する国頭村・安波(あは)部落から移築した、築100年以上の民家を宿として使用しています。
室内は天井が高くてゆったりとした雰囲気。間取りは、「一番座(客間)」、「二番座(仏間)」と続き、各々の部屋の裏側には寝室として利用できる「裏座」が設けられています。かつて沖縄の民家では、二番座(仏間)の裏座で出産が行われていたのだとか。生命の絆が、日常の中に息づいていた島の情景が伝わるエピソードです。
また、広めに作られた台所は使いやすいようにアレンジされており、ゲストが自炊出来るように調理器具や食器なども完備。現代的な居住性と昔ながらの趣が共存する古民家には、この上なくやさしい時間が流れています。
いにしえから継がれた赤瓦やチャーギが醸すぬくもり
室内には住み良いようにリフォームされていますが、家を支える柱や梁は昔のものを活用しています。
貴重な木材として知られている、硬くて丈夫なチャーギ(イヌマキ)が使われており、年月を経て受け継がれてきた美しい色合いにやさしいぬくもりを感じます。
柱には、コチコチ…と小さな音をたてる昔ながらの振り子時計が掛かっており、レトロな雰囲気たっぷり。
屋根の赤瓦は、なんと8割が昔から使われていたもの。一枚ずつ丁寧に瓦を剥ぎ、移築後に葺き直したというから驚きです。長い年月、風雨に耐えてきた赤瓦は、新品にはない堂々たる風格としっとりした情緒に包まれています。
畳に寝転がり、そよ風に吹かれながら瞼(まぶた)を閉じると、いにしえの美しい景観と島人たちの暮らしの在り方が鮮やかに蘇る気がします。
南国リゾートとは趣が異なる「素顔」の沖縄と出合う旅
一軒家をまるごと使用できる“一棟貸し”のスタイルをとっている「キャナック」では、家族や仲間など、大勢でステイ出来るのが大きな魅力。また、基本的に食事は付いていませんが、バーベキュー用食材や機材のオプションがあります。
やんばるの空気を肌で感じ、みずみずしい景観を眺めながらバーベキューを楽しむゲストも多いのだそう。また、自分たちで食材を持ち込み、沖縄料理に挑戦してみるのもおすすめです。
25年程前に、いち早く古民家の宿を提案した「コテージ キャナック」。
リピーターのゲストも多く、古民家ステイならではのやすらぎと心地よさを気軽に体験出来ます。
ゆるやかな時間の中で、「何もしない」ことを楽しむ贅沢なひととき。既存の南国リゾートとは趣のことなる、素顔の沖縄に出合ってみませんか。
CANAC キャナック
【住所】沖縄県国頭郡本部町字渡久地286-8
【電話番号】0980-47-2233
【オーナー】喜屋武 敦さん
一棟貸しタイプなので、貸別荘のようなスタイルでゆったりとくつろいでいただけます。やんばるのロケーションと自然に包まれた赤瓦の古民家を満喫してください。