沖縄のパーラーってどんなお店?
沖縄のパーラーってどんなお店?
軽食や惣菜、ドリンクなど気軽なメニューを取り扱っている、『常設の簡易店舗』を指し、トラックやバスを改装した個性的な店舗も存在します。商品はテイクアウトでも楽しめますが、パラソルやウッドデッキなどを設け、イートインスペースを有しているお店もあります。沖縄県民なら、青い空の下カラフルなパラソルが立っている様子にノスタルジーを感じるかもしれません。
沖縄ならではのカルチャーの
ひとつとも言える「パーラー」は、
主に軽食やドリンクを提供する“簡易店舗” の
総称として使われています。
ここでは、子どもから大人まで、
地域の人々が集うコミュニティーでもある
沖縄のパーラーの特徴や魅力についてご紹介します。
軽食や惣菜、ドリンクなど気軽なメニューを取り扱っている、『常設の簡易店舗』を指し、トラックやバスを改装した個性的な店舗も存在します。商品はテイクアウトでも楽しめますが、パラソルやウッドデッキなどを設け、イートインスペースを有しているお店もあります。沖縄県民なら、青い空の下カラフルなパラソルが立っている様子にノスタルジーを感じるかもしれません。
「少し休憩したい」時や「ちょっとお腹が空いている」というニーズに応えられるのがパーラーの魅力です。一方、パーラーはテイクアウトが主流のため、車社会の沖縄では仕事の合間にさっと立ち寄り、軽食やドリンクを注文するというファストフード感覚での利用も多く、「好きな時間に、気軽においしいものが楽しめる」というところも地元の人から長年愛されているポイントかもしれません。
昔ながらのパーラーで提供しているのは、レストランやカフェと異なり、子どもから大人まで気楽に味わえる軽食やドリンクなどが定番です。ハンバーガーなどのファストフードから、タコライス、沖縄そば、ぜんざいといったご当地メニューを取り揃えているお店も多く、アメリカンな雰囲気と沖縄らしさの両方を一緒に楽しむことができます。
老舗パーラーは世代を問わず地域の人たちを中心に利用されています。学校の近隣にお店を構えている場合もあり、高校生が部活の帰りに立ち寄ることも。また、SNSの普及によって観光客の来店も増えており、地元客と観光客が隣り合うことで会話が弾んでいるシーンも見かけるようになりました。このように、パーラーは利用者がそれぞれの時間をリラックスして過ごせる“くつろぎの場所”でもあります。
県内では昔から営まれているパーラーのほかに、若い世代の感性によって人気を集めている“ニュースタイルパーラー” も増えています。ロケーションにこだわったり、魅力的な推しメニューを考案することで、地元の人々だけでなく、観光客の皆さんにも大人気です。“映え”スポットとして、思わずSNSで紹介したくなる。そんな新しい沖縄の魅力を届けるパーラーにもぜひ注目してみてください。