首里城再建に向けてひろがる支援の輪
2019年10月31日に火災で焼失した首里城の再建に向けて、支援金の贈呈だけではなく、首里城正殿等で使われる建材の植樹プロジェクト、再建に向けた機運醸成のための情報発信など、県内外の多くの個人・企業の皆様による首里城再建支援の輪が広がっています。
こちらのページでは、首里城再建支援に関する皆様の取り組みを紹介いたします。(※終了している取り組みも含めてご紹介しています。)
沖縄ツーリスト OKINAWA TOURIST
「首里城バッジ」は、2020年に沖縄経済同友会が消失した首里城の復興とSDGsの支援を目的に作成されたものとなっています。
バッジ1個につき250円を2019年10月31日に焼失した沖縄県のシンボル「首里城」の復興や子どもの貧困対策など、沖縄県がすすめるSDGs(持続可能な開発目標)に対して寄付されます。
※寄付は販売を行う沖縄ツーリスト株式会社が実施しています。
バッジは、沖縄紅型風に描かれた首里城正殿がデザインされ、SDGsの17色が配色されています。
また衣服に優しいマグネットタイプとなっています。
首里城復興&SDGs応援バッジは、沖縄ツーリストでの店舗販売やオンラインショップなどでご購入いただけます。
オリオンビール ORION BEER
首里城火災から約2年が経過し、復興に向けた活動が進められている中で、オリオンビール株式会社は、一日も早い復興を願って2020年の第1弾、第2弾に続き、オリオンビールのメインブランドである「オリオン ザ・ドラフト」から首里城をモチーフとしたデザイン商品「首里城復興支援デザイン缶・第3弾」を数量限定で発売しました。
パッケージデザインは、片面が首里城をイメージした「赤」を基調とし、もう片面はテーマである「もっと首里城を、ずっと。」のコピーとTHE DRAFTロゴをレイアウトした両面デザインとなっているため、首里城復興支援缶であることが一目で分かります。
「首里城復興支援デザイン」は毎年10月頃に数量限定で発売されています。
- ■イヌマキ植樹・育樹活動
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首里城復興支援デザイン缶の売り上げの一部を、首里城を支えた建築材に用いられた「チャーギ(イヌマキ)」の植樹・育樹活動に活用されています。
※チャーギ (イヌマキ):マキ科マキ属の常緑針葉樹。
シロアリなどの病害虫に強く、琉球王朝時代から貴重木として価値の高いものでした。1992年に復元された首里城では、正殿向拝柱などで使われました。
イオン琉球 AEON RYUKYU
イオンでは、2019年10月31日に発生した火災で首里城が甚大な被害を受けたことにより、次代を継承する文化的資産の復元を継続的に支援したいとの想いから、2019年11月に「イオン 首里城復興支援プロジェクト」を発足しました。
- ■公益財団法人イオンワンパーセントクラブによる支援金1億円を寄付
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公益財団法人イオンワンパーセントクラブは毎年、復興支援金1億円を沖縄県に寄付しています。また、2020年から25年までの5年間で5億円を寄付することを表明しました。
- ■グループ各社による支援募金と、首里城WAON寄付額 10倍に引き上げ
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お客さまの“応援したい”気持ちに応えるため、グループ各社と連携し、11月1日(月)~30日(火)の間、支援募金を受付ました。
- 1.店頭募金
- 全国のグループ各社の店頭に募金箱を設置し、支援募金を受付。
- 2.イオン銀行口座を活用した支援募金
- イオン銀行で、首里城支援募金受付口座を開設し、支援募金を受付。
- 3.イオンカード及びカードにたまったポイントを活用した支援募金
- イオンカード「暮らしのマネーサイト」より受付。
- 4.WAON POINTを活用した支援募金
- smart WAONウェブ/アプリより受付。
現在(2023年)は、地元小売業としてできる支援活動として、イオン琉球全店舗で首里城支援店頭募金を実施しています。
- ■首里城復興支援グッズの販売
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イオン琉球では、一般財団法人沖縄美ら島財団が企画・運営する首里城復興支援グッズ(全11種)をイオンスタイルライカムの直営お土産ショップ「美ら音.net」と、イオン琉球オンラインショップにて販売を行っています。また、売上の一部は沖縄美ら島財団の「首里城基金」へ寄付し、首里城の復興に役立てていただきます。
首里城復興を願う多くの皆さまと、お買い物でできる支援の輪を広げていきたいと考えています。
- ■100年後の首里城のために。“イヌマキの苗木里親プロジェクト”
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公益財団法人イオン環境財団※4が、復元に必要となる木材 “イヌマキの木” を育てる「苗木の里親プロジェクト」を発足し、地域の里親の皆さまとともに首里城復興支援に取り組んでいます。その苗木を(公財)イオン環境財団とイオン琉球が沖縄県北部、国頭辺野喜ダム付近に植樹し、未来の首里城に使用する樹木を育てています。
(※4:1990年「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」というイオンの基本理念のもと設立された公益財団法人。「イオンの森づくり」「助成」「環境教育」「パートナーシップ」の4つの分野を柱に活動)
イオンはこれからも、 沖縄の伝統・文化を未来に引き継ぐことを目的に、地域と手を携え、一丸となってともに歩んでいきます。
JTA JAPAN TRANSOCEAN AIR
JTAでは、沖縄のシンボルである首里城をデザインした「首里城」特別デザイン機が2020年1月29日~2021年4月20日の期間、就航していました。
メッセージは、首里城再建に対する想いや、焼失して気づかされた県民の心の支えである首里城再興へかける想いなどをわかりやすく伝えるため、「希望」と表現しています。書体には、「ひやみかち精神 (七転び八起き)」で力強く立ち向かうという想いが込められています。
多くの皆さまが心を痛める中、JALグループでは首里城再建に対する支援金の寄付やチャリティマイルなど様々な施策を実施しました。これからもJALグループは首里城再建を応援してまいります。
首里城うむいの燈プロジェクト UMUI NO AKARI PROJECT
2019年に「沖縄の誇りであり象徴であった首里城が焼失して4年。シンボルの復興を願う気持ちを、沖縄の元気に変えていこう。」という趣旨のもと県内企業各社共催によって立ち上がった「首里城うむいの燈プロジェクト」。
首里城正殿着工がはじまり、3年後の完成に向けて歩み始めた2023年も「首里城 うむいの燈プロジェクト」は、首里城へ希望の燈を届ける「ランタンウォーク」を中心に開催しました。
こちらのイベントは、県内外一般参加者の方々約1000名が、色とりどりのLEDランタンを手に、首里城へと希望の燈を届けるウォーキングイベントです。幻想的なランタンの燈とともに、沖縄を明るく灯し、元気と勇気を与えたいと願っています。
- ■ゴール地点の首里城公園内広場で「ランタン夜市」
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2023年10月28日(土)に開催されたランタンウォークでは、ゴール地点の首里城公園内「首里杜館芝生広場」にて、飲食と音楽ライブが楽しめる「ランタン夜市」が開催されました。音楽ライブでは、石川県小松市の和太鼓チーム「打族-DAZOKU-」による演舞や、友寄涼香さん、西原和希さんらによる歌唱が披露されました。キッチンカーなどの軽食とともに、フィナーレは首里城復興支援ソング「SYURI NO UTA」で会場が一つになっていました!