首里城公園 開園区域とライトアップ一部再開の紹介
- 掲載日:
- 2020.01.08
2019年10月31日に発生した首里城正殿をはじめとした主要7施設の火災以降、臨時休園していた首里城公園は、11月5日(火)より順次開園区域を拡大しています。
12月12日(木)のエリア拡大に伴い、見学可能になった主要施設が大きく増えたのでご紹介します。
首里城第二の坊門。「琉球は礼節を重んずる国である」という意味の「守禮之邦(しゅれいのくに)」と書かれた扁額(へんがく)が掲げられています。
園比屋武御嶽石門は琉球王国時代の国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所で木の扉以外は琉球石灰岩で作られています。人が通る門ではなく「祈りを通す門」だったため、門が開くことは無かったとされています。
「歓会」は歓迎するという意味です。別名で「あまへ御門(ウジョウ)」とも呼ばれ、「あまへ」とは琉球の古語で喜ばしいことを意味します。
奉神門(ほうしんもん)前で行っていた、開門の合図「御開門式(うけーじょー)」は【歓会門(かんかいもん)】で毎朝8:00から再開し、お客様を城郭内へとご案内しています。
石造拱門で上部に木造瓦葺の櫓があります。沖縄戦による焼失後、現在の門は1983年に復元されました。
別名「みもの御門(うじょう)」「うなか御門(うじょう)」と呼ばれています。建物がいつ建てられたかはわかっていませんが、2010年に復元されています。
「淑順門」の脇を通ることができ、立派な城壁を見渡すことができます。
「東のアザナ」は現在、非公開エリアとなりますが、「東のアザナ外周」は遊歩道で周ることが出来ます。
首里城内郭の門で、門の手前にある「龍樋」(りゅうひ)と呼ばれる湧水にちなんで名づけられた門。「瑞泉」(ずいせん)とは「立派な、めでたい泉」という意味です。
門櫓内には水時計が設置され、時刻を計り、鐘で時を報せたことから、その名がつけられました。
「漏刻門」を抜けると、少し広いエリアが拡がり「北殿」の焼け落ちた屋根が見えます。
入母屋造の建物で、創建年は不明です。役所としての機能もあり、士族の財産争いを調停する「大与座」、神社仏閣を管理する「寺社座」がありました。
「君誇御城」(きみほこりうじょう)と呼ばれ、御庭(うなー)を挟んで正殿前に建っています。12/12現在、火災のあった正殿に一番近いここまでのエリアが開放されています。
「系図座」は士族の家系図を管理していた役所、「用物座」は城内で使用する物品、資料等の管理を行った役所です。現在は休憩所と情報案内所として使用されています。たくさんの公園利用者が休憩していました。
ここからは那覇の町や那覇港の様子が展望できます。天気の良い日は慶良間諸島が見え、日没の時間帯には東シナ海に沈む夕日が見られます。
「西のアザナ」へ向かう道中は木々に囲まれたエリアとなり、「ツワブキ」や「マルバチシャノキ」などの多様な植物がみられます。
来園者だけでなく、地域住民の方々の散歩コースとして親しまれています。
第二尚氏王統の尚真王が、鎌倉の円覚寺を模して建立した。沖縄戦で焼失したが、池にかかる放生橋は往時のもので、国指定重要文化財である。また、円覚寺の総門には、かつて仁王像が安置されていました。
当初は、朝鮮王から送られた「方冊蔵経」を納めるために建造されましたが薩摩が侵入し破壊され、その後は円覚寺にあった「弁財天像」を安置したので弁財天堂と名付けられました。
首里城でしか買えない「オリジナルTシャツ」や沖縄のお土産物がたくさん販売しています。
「首里杜館情報センター」では1日4回、琉球王国の歴史文化や首里城公園について詳しく解説してくれます。貴重な歴史文化を聞く機会となりますので、皆さんぜひご参加ください。
①09:30
②11:00
③13:00
④15:00
撮影スポットでは、解説スタッフと一緒に写真撮影することも出来ます。(この日はミス沖縄の二人とマハエちゃんと一緒に撮影。)
首里城再建キャンペーンロゴマーク
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローは、本県独自の歴史・文化に対する理解を深める契機と捉え継続的に沖縄観光に対する意識の醸成を図ることを目的に、各キャンペーンで使用するキャンペーンロゴ・キャッチコピーを制作いたしました。このロゴマーク展開で内外に向けて「首里城再建」を願う沖縄の想いがひとつであることを周知します。
首里城公園は、これだけ多くのエリア(火災前の8割)が見学可能となりました。沖縄にお越しの際はぜひお立ち寄りいただき、復興していく首里城の姿もご覧ください。
【関連リンク】
▶首里城公園の開園区域の更なる拡大と「御開門」の再開について
▶首里城再建に向けた取り組みの紹介
▶首里城公園
▶世界遺産特集
12月12日(木)のエリア拡大に伴い、見学可能になった主要施設が大きく増えたのでご紹介します。
【守礼門】
2000年に発行された二千円札に描かれている沖縄の象徴的建造物首里城第二の坊門。「琉球は礼節を重んずる国である」という意味の「守禮之邦(しゅれいのくに)」と書かれた扁額(へんがく)が掲げられています。
【園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)】
2000年に首里城跡とともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録園比屋武御嶽石門は琉球王国時代の国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所で木の扉以外は琉球石灰岩で作られています。人が通る門ではなく「祈りを通す門」だったため、門が開くことは無かったとされています。
【歓会門】
首里城の城郭(じょうかく)内へ入る第一の正門「歓会」は歓迎するという意味です。別名で「あまへ御門(ウジョウ)」とも呼ばれ、「あまへ」とは琉球の古語で喜ばしいことを意味します。
【御開門式(うけーじょー)】
銅鑼(どら)の合図と「うけーじょー」の発声で開門奉神門(ほうしんもん)前で行っていた、開門の合図「御開門式(うけーじょー)」は【歓会門(かんかいもん)】で毎朝8:00から再開し、お客様を城郭内へとご案内しています。
【久慶門(きゅうけいもん)】
首里城外郭の北側に位置し、かつては通用門として主に女性が使用した門石造拱門で上部に木造瓦葺の櫓があります。沖縄戦による焼失後、現在の門は1983年に復元されました。
【淑順門(しゅくじゅんもん)】
国王やその家族に仕える女官たちが御内原(おうちばら)へ入るときにくぐった門別名「みもの御門(うじょう)」「うなか御門(うじょう)」と呼ばれています。建物がいつ建てられたかはわかっていませんが、2010年に復元されています。
「淑順門」の脇を通ることができ、立派な城壁を見渡すことができます。
【東(あがり)のアザナ外周】
「東のアザナ」は現在、非公開エリアとなりますが、「東のアザナ外周」は遊歩道で周ることが出来ます。
【瑞泉門(ずいせんもん)】
首里城正殿のある「御庭」(うなー)へ入る第二の正門首里城内郭の門で、門の手前にある「龍樋」(りゅうひ)と呼ばれる湧水にちなんで名づけられた門。「瑞泉」(ずいせん)とは「立派な、めでたい泉」という意味です。
【漏刻門(ろうこくもん)】
首里城正殿のある「御庭」(うなー)へ入る第三の正門門櫓内には水時計が設置され、時刻を計り、鐘で時を報せたことから、その名がつけられました。
「漏刻門」を抜けると、少し広いエリアが拡がり「北殿」の焼け落ちた屋根が見えます。
【広福門(こうふくもん)】
「福を行き渡らせる」という意味で、首里城正殿のある「御庭」(うなー)へ入る第四の門入母屋造の建物で、創建年は不明です。役所としての機能もあり、士族の財産争いを調停する「大与座」、神社仏閣を管理する「寺社座」がありました。
【奉神門(ほうしんもん)】
「神をうやまう門」という意味で、首里城正殿のある「御庭」(うなー)へ入る最後の門「君誇御城」(きみほこりうじょう)と呼ばれ、御庭(うなー)を挟んで正殿前に建っています。12/12現在、火災のあった正殿に一番近いここまでのエリアが開放されています。
【系図座・用物座(けいずざ・ようもつざ)】
奉神門の向かいににある役所「系図座」は士族の家系図を管理していた役所、「用物座」は城内で使用する物品、資料等の管理を行った役所です。現在は休憩所と情報案内所として使用されています。たくさんの公園利用者が休憩していました。
【西(いり)のアザナ】
城郭の西側に作られた展望台ここからは那覇の町や那覇港の様子が展望できます。天気の良い日は慶良間諸島が見え、日没の時間帯には東シナ海に沈む夕日が見られます。
「西のアザナ」へ向かう道中は木々に囲まれたエリアとなり、「ツワブキ」や「マルバチシャノキ」などの多様な植物がみられます。
【木曳門(こびきもん)】
修理のための材木を搬入するために利用された門来園者だけでなく、地域住民の方々の散歩コースとして親しまれています。
【円覚寺(えんかくじ)】
琉球における臨済宗(りんざいしゅう)の総本山で、第二尚氏王統歴代国王の菩提寺第二尚氏王統の尚真王が、鎌倉の円覚寺を模して建立した。沖縄戦で焼失したが、池にかかる放生橋は往時のもので、国指定重要文化財である。また、円覚寺の総門には、かつて仁王像が安置されていました。
【弁財天堂(べんざいてんどう)】
円覚寺総門の前方にあり、堂に架かる「天女橋」は国指定重要文化財に指定当初は、朝鮮王から送られた「方冊蔵経」を納めるために建造されましたが薩摩が侵入し破壊され、その後は円覚寺にあった「弁財天像」を安置したので弁財天堂と名付けられました。
【首里杜館前売店】
首里城限定のソフトクリームやお土産品が観光客に人気首里城でしか買えない「オリジナルTシャツ」や沖縄のお土産物がたくさん販売しています。
【首里城解説会】
歴史衣装をまとったスタッフによる「首里城解説会」が入場無料で開催「首里杜館情報センター」では1日4回、琉球王国の歴史文化や首里城公園について詳しく解説してくれます。貴重な歴史文化を聞く機会となりますので、皆さんぜひご参加ください。
①09:30
②11:00
③13:00
④15:00
撮影スポットでは、解説スタッフと一緒に写真撮影することも出来ます。(この日はミス沖縄の二人とマハエちゃんと一緒に撮影。)
【ライトアップ】
12月21日(土)より歓会門~継世門と、瑞泉門~淑順門の城壁など一部のライトアップが再開しました。
【OKINAWA よみがえれ!首里城】
首里城再建キャンペーンロゴマーク一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローは、本県独自の歴史・文化に対する理解を深める契機と捉え継続的に沖縄観光に対する意識の醸成を図ることを目的に、各キャンペーンで使用するキャンペーンロゴ・キャッチコピーを制作いたしました。このロゴマーク展開で内外に向けて「首里城再建」を願う沖縄の想いがひとつであることを周知します。
首里城公園は、これだけ多くのエリア(火災前の8割)が見学可能となりました。沖縄にお越しの際はぜひお立ち寄りいただき、復興していく首里城の姿もご覧ください。
【関連リンク】
▶首里城公園の開園区域の更なる拡大と「御開門」の再開について
▶首里城再建に向けた取り組みの紹介
▶首里城公園
▶世界遺産特集