銘苅家住宅
めかるけじゅうたく
戦災を逃れ、今に伝わる琉球王の叔父の家
銘苅家住宅は、第二尚氏王統の始祖・尚円(しょう・えん)王の叔父の子孫で、代々地頭職を務めた銘苅家の屋敷です。銘苅家は、王家に関する祭祀や行事を担当する地位にあり、島に住む王族を代表する者としてしばしば首里に出張し国王に謁見していました。
銘苅家住宅の門に入ると、先ず正面にヒンプン(屏風、家の門の内側にある目隠しのこと)が立ち、右側には屋根付きの門が立ち、女性は門、男性はヒンプンの左側から出入りしていました。建物は赤瓦葺きで、母屋の右手には来客をもてなす部屋、左手には家畜小屋として使われていた離れがあります。こうした造りは、琉球士族の家の特徴を表しています。
戦災を免れた琉球建築民家の内でも保存がよく、琉球士族住宅の格式ある違例として、1977年に村内で唯一、国の重要文化財に指定されました。
銘苅殿内(どぅんち)と呼ばれることもあり、幾何学的な線と面と角の絶妙な構図、赤瓦屋根の美しさも特徴。沖縄本島にある首里城と同じ技法で作られた石垣は圧巻です。
施設情報
※料金や情報は、変更となる場合があります。 最新情報は、ご利用前に各施設にご確認下さい。
最終更新日:2021.11.18
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住所
〒905-0604 沖縄県伊是名村伊是名902
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ウェブサイト
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営業時間
9:00~17:00
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休業日
年中無休
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メニュー・料金
入場無料
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アクセス
■仲田港より車で10分
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駐車可能台数
あり
地図
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