サムレー道
さむれーみち
琉球王府主催の「公事清明祭(クージヌシーミー)」にも使われた道
サムレー道は、12~13世紀の頃から、戦後、伊是名島を一周する道ができるまでの間、元島と伊是名島南西部を結ぶ唯一の生活道路として使用されてきた全長約2㎞の旧道です。
また、尚家の親戚筋にあたる銘苅家と、「公事清明祭(くーじぬしーみー)」が執り行われる伊是名玉御殿を結ぶ参道としても利用されるなど、伊是名島を代表する伝統行事に欠かせない重要な歴史遺産となっています。
清明祭(シーミー)は、琉球王朝時代に中国から渡来した風習で、太陰暦の清明の節に行われる先祖のお墓参り行事で、沖縄県内では、ほとんどの家庭で今でも行われています。尚円王の故郷・伊是名島は、尚円王の先祖が眠る場所のため『公事清明祭(クージヌシーミー)』として、王府の公式行事として清明祭が執り行われてきました。
サムレー道の「サムレー」とは、この道に並べられている石が、侍(さむらい)の足跡に似ていることから、サムレーと呼ばれるようになったとされています。沖縄の方言で侍のことをサムレーと言います。
施設情報
※料金や情報は、変更となる場合があります。 最新情報は、ご利用前に各施設にご確認下さい。
最終更新日:2021.11.18
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住所
沖縄県島尻郡伊是名村伊是名
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アクセス
仲田港から車で約8分
地図
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