施設情報
中城城跡(なかぐすくじょうあと)
【住所】〒901-2402 沖縄県中城村字泊1258番地(事務局:北中城村字大城503)
【TEL】098-935-5719
<案内ガイド>
ボランティアガイド「グスクの会」
【TEL】098-935-5719(要予約 ※希望日より1週間前までに)
料金:無料
交通アクセス
■車で
一般道を使用する場合は、那覇空港から国道329号線を北上。
与那原・西原町を経て中城公園入口交差点を左折し。県道146号線を道なりに進行(所要時間約50分)
沖縄自動車道を利用する場合は、那覇ICから北中城ICを経由(所要時間約30分)
■モノレール/バスで
那覇空港から「ゆいレール」に乗り「旭橋駅」で下車し、那覇バスターミナルへ向かう(徒歩5分)。
那覇バスターミナルで東陽バス(30番)に乗り「中城小学校」バス停下車。片道約2km(徒歩30分以上の登り道・タクシーで5分)
イベント情報
■ツワブキまつり
例年12月~1月頃
圏内でもツワブキの名所として知られる中城城跡。
この時期に満開のツワブキを見ながら、琉舞の鑑賞や三線太鼓の体験が楽しめます。
■初日の出観覧(有料)
元旦(午前6時~)
初日の出を世界遺産である中城城跡で迎え、新春を祝うイベント。
ペリー探検隊がたたえた築城技術
中城城は、6つのエリアが連なる「連郭(れんかく)式」と呼ばれる城です。先代の城主たちによって主要な部分が築かれ、護佐丸の入城後、戦に備えて「北の郭(くるわ)」「三の郭」というエリアが増築されました。
多角形に削った石を組み合わせて積む「相方(あいかた)積み」や、城門をアーチ式にするなどの高度な石積み技術で築かれており、幕末の日本にやってきたペリー提督が派遣した探検隊は、中城城の精巧な石積みを、「賞賛すべき構造」と評しました。
石積み技術の変遷をたどる
中城城は、沖縄戦での被害が少なく原型をとどめているため、年代によって変化する石積みを見ることができます。
南の郭は「野面(のづら)積み」、正門から二の郭まで「布(ぬの)積み」で築かれています。三の郭の城壁は、護佐丸の築城技術の高さを象徴する石垣の一つで、当時最新の石積み技法だった「相方(あいかた)積み」で築かれています。
城の裏門から進むのが一般的なルートですが、築城年代に沿って石積み技術の違いを見るなら奥の正門からスタートしたほうがいいでしょう。