首里城再建 支援大会に参加しました!
- 掲載日:
- 2020.03.26
はいたい♪マハエです!那覇市首里にある首里中学校で行われた「首里城再建 支援大会」に参加をしてきました!この支援大会は毎年、首里城で開催されている「琉球王朝祭り首里」が火災による影響で開催中止となったため、”首里振興会”や”首里自治会長連絡協議会”が連携、協力し地域、青年、子供たちの文化継承と首里城再建を支援したいと集まり、2月に開催されました。
当初は、首里中学校のグラウンドで開催の予定でしたが、当日は雨のため体育館での開催となりました。体育館の中は両サイドに演舞する旗頭や獅子舞、エイサー隊などが待機し、観客は中央で舞台を観覧するというスタイルで、普段こんなに近くで見れる機会も少ないので、とっても楽しみです(≧▽≦)!
開会宣言のあと、”沖縄県立芸術大学”の皆さんによる「オープニングセレモニー」です。
舞台のうえで「かぎやで風(カジャディフウ)」が踊られました。お祝いなどの喜びの場、座開き(はじまり)に踊られるし祝儀舞踊です。「今日の喜びを何とたたえる事ができましょう。まるで蕾の花が朝露を受けて、ぱっと咲き開いた様な心持ちです」という素敵な歌詞です♪
沖縄民謡の演奏では、観客の方も手拍子などで盛り上がっていましたよ^^
つづいて、首里中学校 吹奏楽部による演奏です♪
そして、観客の皆さんも待ちにまった”獅子舞”の登場です!獅子舞は地元の方にも人気の演舞で、登場すると地元の”獅子”に大きな拍手が送られていました!最初に登場したのは、首里汀良町(てらちょう)の獅子です。汀良町の獅子は「首里の獅子」と言われ、口伝によると500年以上続く県下最古の獅子舞です。那覇市の”無形民族文化財”に指定されています。
十五夜前後の晩に家内安全、商売繁盛を祈願し演じられていて、他の獅子がユーモラスな舞いであるのに対し、「シーシヌティ」と呼ばれる空手の型を基本とした激しく荒々しい動きと仁王立ちとなり魔物を睨み付ける凄みのある勇猛な舞いが汀良町の獅子の特徴です。
続いて、首里末吉町(すえよしちょう)の獅子舞です。こちらも那覇市の”無形民族文化財”に指定されています。
演舞の途中で、一番前に座っていた小さな子供と目があってニッコリ♪観客の笑顔を誘っていました^^
次に地元の子供会による”エイサー”と”棒術”の披露です。子供たちの頑張りに観客の皆さんから大きな拍手が送られていましたよ♪
少し場が和んだところに、「獅子舞ガーエー」が始まりました!(「がーえー」は、激しく揉み合う様子や、対立する相手方に向かって威勢をぶつけ合うことを言います)
激しくにらみ合う様子は本当に迫力があって、自然に拍手が沸き起こっていました!
子供たちが手を伸ばして、触ろうとしたところ「あっ!」と皆の視線が釘付けに!獅子舞に足を持たれて、会場の笑いを誘っていました(≧▽≦)
最後は「瑞雲同好会(ずいうん)」による”旗頭(はたがしら)”です!全長は約8.5メートル、重さ約70キロの旗頭を一人で持ち上げ、宙に踊らせる伝統文化です。”瑞雲同好会”は「那覇大綱挽」や「首里王朝まつり」に参加する有名な旗頭です。
体育館の2階を裕に超える旗頭の高さと「サーサー、サーサー」のかけ声や太鼓、鉦(かね)の音に合わせて、旗が宙に舞う姿は圧巻でした!
小さな子供からおじぃやおばぁまでたくさんの方が首里城の復興を願っていると伝わる大会でした。また多くの子供たちの大会参加を見て、伝統はこうやって受け継がれていくんだと実感しました。首里城の早い復興を心から祈っています。
【関連リンク】
▶汀良町十五夜獅子舞
【関連外部リンク】
▶首里振興会