【那覇文化芸術劇場なはーと】「宮古・八重山・琉球の芸能」の舞台を鑑賞してきました♪
- 掲載日:
- 2022.04.04
はいたい♪マハエです!
2022年3月13日に、那覇文化芸術劇場なはーとで行われた「宮古・八重山・琉球の芸能」の舞台を鑑賞してきました♪
今回の公演では、宮古・⼋重⼭・琉球の3地域で先⼈より継承され、今もなお創造され続けている芸能を見ることができます。一度に見られる機会はめったにないのでとても楽しみです(*´▽`*)
宮古の芸能「古からの渇望」
宮古の芸能のタイトルは、「古(いにしえ)からの渇望」です。
このプログラムは、「水」をテーマに全体を構成されていました。
宮古島は平坦な地形で山も川もなく、昔から水不足に悩まされており、島の方々はその苦しみを神への祈りで乗り越えてきたそうです。
「祈り」がやがて「唄」になり「踊り」へ変化した「クイチャー」や「棒振り」など、現代まで踊り継がれてきた宮古島の歴史のある芸能を目の当たりにして感動しました。(*´▽`*)
豊年世ぬクイチャー
クイチャーとは、声を合わし同じ振りを皆で踊ることで団結力を感じる踊りです。沖縄本島のカチャーシーとも違う宮古人の持つ「アラガマ精神(不屈の精神)」の表現の一つです。撮影:仲程 長治 氏
棒振り
上野村に古くから伝えられてきた民俗芸能の棒振り。勇ましく迫力にみちた動きで棒を振ることにより、悪を払いユウ(福)を呼び込みます。撮影:仲程 長治 氏
八重山の芸能「世果報(ゆがふ)を乞う」
八重山の芸能のタイトルは、「世果報(ゆがふ)を乞う」です。ゆがふとは、幸せな世の中のことだそうです。
八重山は黒潮が岸辺を洗う亜熱帯の島々で、人々の生活は台風や干ばつ、マラリアなどの疫病、時には大津波が襲う自然の猛威との闘いの日々だったそうです。
そんな厳しい環境の中、ゆがふを願って必死に祈り、歌い、踊る姿は、魂の叫びを感じられました。スゴイ!!(≧▽≦)
アヨー
「アヨー」は八重山古謡の一ジャンルで神歌です。「アヨー」の語源は肝、心などを意味する「アユ」が長音化したものと言われており、その内容は稲の豊穣を予祝するものです。撮影:仲程 長治 氏
古見ぬ浦節(くんぬーらぶし)
古見は西表島東部にある古い集落。古見ぬ節は風待ちのために古見村に寄港した里之子と、古見村の桜のようで梅の香りのする美しい「ぶなれーま」という女性との出会いと別離を歌ったものと伝承されています。撮影:仲程 長治 氏
琉球の芸能「琉球の御取持」
琉球の芸能のテーマは、「琉球の御取持(うとぅいむち)」です。
琉球王国の王府で新しい王が任命される際には、明(のち清)の皇帝から冊封使(さっぽうし)が琉球に派遣されたそうです。琉球王国では冊封使が滞在する約半年のあいだ、国を挙げて七つの宴をひらきました♪
「北宮十二頌曲(ほっきゅうじゅうにしょうきょく)」は、その第二宴で演じられた奏楽です。荘厳な雰囲気の中、琉球王国のおもてなしを体感することが出来て感激しました(≧▽≦)
北宮十二頌曲
「北宮十二頌曲(ほっきゅうじゅうにしょうきょく)」は、歌三線四名と胡弓一名による琉球古典音楽の奏楽で、冊封宴だけの特別な琉歌(歌詞)で歌いあげられました。撮影:仲程 長治 氏
公演後には、宮古芸能の監修者 前里 昌吾氏(「宮古島創作芸能集団」んきゃーんじゅくプロデューサー)と琉球芸能の監修者 遠藤 美奈氏(沖縄県立芸術大学准教授)と一緒に記念撮影させていただきました。素晴らしい公演をありがとうございました(*'▽')
「宮古・八重山・琉球の芸能」は、それぞれの地域の先人たちが厳しい環境の中で、連綿と受け継いできた芸能の特色がはっきりとわかる素晴らしい公演でした。3地域の公演を一度に見ることによりその違いが際立ち、深く理解をすることができました(≧▽≦)
那覇文化芸術劇場なはーとは、22時まで開館していますので、効率的な旅のプランを組むことができます。沖縄カルチャー巡りを目的とした新しい旅のスタイルを経験してみませんか。!^^
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