「美ら島おきなわ文化祭2022」の開会式が行われました!

掲載日:
2022.11.14

はいたい♪「美ら島おきなわ文化祭2022」特別広報大使のマハエです!

10月23日(日)、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターで天皇皇后両陛下の御臨席のもと「美ら島おきなわ文化祭2022」の開会式が行われました。

※「美ら島おきなわ文化祭2022」とは、文化庁・厚生労働省・沖縄県や各市町村等が主催する「第37回国民文化祭」と「第22回全国障害者芸術・文化祭」の統一名称で国内最大の文化の祭典です。

「美ら島おきなわ文化祭2022」の特別広報大使として、開会式の式典に参加してきましたので、その様子をご紹介します♪

司会は、池間昌人さんと比嘉愛美さんです!

式典のはじまりは、お祝いの場にかかせない「かぎやで風(かじゃでふう)」の幕開け演舞です。

プロローグは、「あけもどろ」。沖縄最古の歌謡集である「おもろそうし」の一説にある『あけもどろの花の咲いわたり』という日の出の太陽が輝く花となって咲き広がり、世界を染めていくという意味が込められます。

読谷村座喜味の約500年の歴史を持つ「座喜味棒」で島々の風景と民族芸能を表現します。

式典がはじまり、沖縄県出身の三浦大知さんの国家独唱です。

そして、代表者4名による「開会宣言」です!マハエも特別広報大使としてご紹介していただきました!

いよいよ、琉球王国成立以降を時代絵巻で表現された「フェスティバル」のスタートです♪

4章からなる時代絵巻のはじまりは、「琉球王国」。四方を海に囲まれた琉球王国の設立から、様々な交流の中で琉球独自の伝統文化が花開いた時代を表現します。

航海の安全を祈る八重山の古典民謡「海上節」からはじまり、首里城の築城にあたり、沖縄本島北部国頭から木材を伐採し運ぶ道中で唄われた木造り歌「国頭サバクイ」などが披露されました。

第二章は「大和世」。琉球王国が終焉をむかえ、時代の移り変わりに翻弄される若者たちの苦悩や悲しむ姿を描いた「首里城明け渡し」にはじまり、戦前の沖縄で海外へ渡った人々の心情を表現した「移民小唄」。日本の唱歌が浸透する中でも、沖縄と本土の音楽が融合し、音楽の授業や謳歌としても親しまれていた「えんどうの花」など琉球王国から沖縄県への大和文化の浸透が表現されていました。

そして、バレエの「燃える花」では、学生たちも学徒看護隊として負傷兵の看護にあたった沖縄戦の悲惨さを描き、二度と戦争をしないという誓いが込められた踊りが披露されました。

第三章は「アメリカ世」。鉄の暴風と呼ばれた戦禍に見舞われた沖縄の県民の心の支えになり、戦後復興への原動力となったのは「文化」の力でした。困難に直面しながら、たくましく生きる時代を表現しています。

組踊「花売の縁」は、離ればなれに暮らさざる得なかった士族一家が無事に再開を果たすまでの物語。終戦後、多くの命を失った人々は愛しい人と離ればなれになった自身の境遇と重ね、家族が再開するラストシーンでは大きな感動を呼び、拍手喝采だったといわれています。

そして、激動の時代を生きた人々の姿と、豊かな沖縄の自然風景の映像と共に、三浦大知さんと那覇高校合唱部による「燦燦」が披露されました。

最終章の「現代へ」。日本の制度に切り替わり急速に発展を遂げ、各時代において新しい彩りを加えながら心を豊かにし、困難も乗り越えていく力となった「沖縄の文化」を琉球古典芸能とオーケストラのコラボレーションで華やかに表現されていました。

そして、コラボレーションの最後は本大会のテーマ音楽である「てぃんさぐぬ花」を手話を用いながら出演者が揃って歌い上げます。

エピローグは、「咲いわたり~船出~」。海に囲まれた琉球の人々が、航海の旅に出る人々の安全を祈る言葉を歌にした「だんじゅかりゆし」と、旅から帰ってきた喜びを賑やかに表現した「唐船ドーイ」。

沖縄らしい賑やかな開幕(船出)を表現していました!

「美ら島おきなわ文化祭」は2022年11月27日まで開催されます。県内各地でさまざまなイベントがありますので、ぜひこの機会に足を運んで沖縄の芸能・文化・歴史を堪能してください♪
 
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花笠マハエ