マハエのアイランドトリップ!久高島の歴史とストーリーを知る旅
- 掲載日:
- 2019.02.27
久高島は、沖縄本島から渡ることができる周囲約8kmの島です。
出発~!
高速船は約15分、フェリーは約25分で久高島に到着します。
久高島には古くから残る御嶽や拝み所などがいくつもあります。
場所によっては立ち入りが禁じられているところもあるので、マハエは島のことをしっかり勉強しようと思い、
ガイドツアーに参加することにしました!
南城市観光協会認定ガイドで、久高島生まれ、久高島育ちの西銘武良(にしめたけよし)さんにお願いしました。
西銘さん、よろしくお願いします\(^0^)/
ガイドツアーは、1時間コース、2時間コース、3時間コースがあります。
今回マハエは、3時間コースの「アマミキヨ・久高島行幸」コースに参加しました。
西銘さんに教えていただいたスポットやその歴史などをピックアップしてレポートします!
【御殿庭(うどぅんみゃー)】
国王と聞得大君行幸の祭の御殿があった場所です。
中央に位置する「神アシャギ」は、かつて12年に1度午年におこなわれていた「イザイホー」という儀式の中心祭場でした。
中に入ることはできませんが、外から見学は可能です。
こちらはかつては香炉として使用され、現在は島の特産食材であるイラブー(ウミヘビ)の燻製小屋として使用されています。
小屋の裏側には、捕獲したイラブー用のかごがありました。
この小屋も中に入ることはできませんが、見学が可能なところはガイドさんが案内してくれます!
【大里家(うぷらとぅ)】
久高島の旧家のひとつです。
御殿庭から歩いて1分足らずで到着できます。
家の前に建つ「ひんぷん」の石の形、積まれ方から住んでいた方の位の高さを推しはかることができるそうです。
かつて島の人々はこの階段を何度も往復し、生活用水を確保していたそうです。
目の前に広がる海の景色が美しい☆
こちらは、昨年の台風により階段が破損しているそうで、現在下りることができなくなっています。
【フボー(クボー)御嶽】
琉球の祖神・アマミキヨが最初に作った御嶽と言われています。
フボー御嶽は男子禁制のため、久高島で生まれ育った西銘さんも入ったことはないのだそう。
現在は、女性も含めて立ち入り禁止となっています。
御嶽の前で案内を聞いていると、それまで曇ったり雨が降っていたりしていたところに晴れ間がのぞきました!
葉についた雨粒がキラキラと輝いて見えました☆
旧暦の2月頃の久高島では「二月(にんがち)かじまやー」と呼ばれる言葉があるほど、
海が荒れる日が多かったり、1日のうちに天気がころころと変わることが多いのだそうです。
遊歩道沿いにはさまざまな植物が生い茂り、そちらを鑑賞するのも楽しかったです♪
【ハビャーン】
島の北端にある岬です。
パノラマビューで海が見渡せます!
ハビャーンは「カベール岬」とも言われています。
昨年、古来からの呼び方である「ハビャーン」を正式名称に決定されたそうです。
海の中に見える岩「サーキピシ」を教えていただきました。
アマミキヨが最初に降り立った岩という説があるそうです!
サーキピシから少し左には津堅島が見えました!
久高島は南城市、津堅島はうるま市に属するのですが、直線距離ではかなり近くにあることがわかりますね!
久高島と津堅島を舞台にした「イサヘイヨー」という歌もあるそうで、西銘さんが歌声を少し披露してくれました♪
それぞれの島に住む若者の恋を歌ったものだそうです。
少し離れた距離がロマンティックに感じました(∩´∀`∩)
ガイドツアー終了後なのですが・・青空が広がったので、再度ハビャーンへ向かいました!
西銘さんに教えていただいた「二月かじまやー」をここでも感じましたよ~。
ガイドツアーでは、他にもさまざまなスポットを案内していただきました。
島の環境や歴史はもちろん、島の方だからこそご存知の情報も教えていただくことができ、
久高島についての知識が深まったと思います!
フェリーの到着時間に合わせてスタート時間が設定されているのもうれしいポイントでした☆
そして島の方と交流できたことがなによりうれしかったです♪
西銘さん、ありがとうございました!
またすぐにでも久高島に訪れたいと思っています(*´▽`*)
【関連リンク】
►沖縄のモデルコース/久高島 ガイドツアーと行くアマミキヨコース
►御殿庭