イイ旧盆でーびる
- 掲載日:
- 2012.08.31
沖縄では、旧暦を重視した年中行事が多々行われていますが
夏の一大イベント(行事)といえば“旧盆”です。(旧暦:7月13日~15日)
※沖縄の暮らしと行事のこと~旧暦を知る~
毎年、旧盆時期になると県外から本島へ、本島から離島への帰省ラッシュ!
県外のお盆とは日程が異なるので何も知らずに沖縄へ遊びに来た観光客はきっとびっくり!!
まるで民族大移動の様相です。
今回は、そんな沖縄の「旧盆」の初日、「ウンケー」の様子を那覇市の知人宅からリポートしちゃいます。
ウンケーはご先祖様の霊をお迎えする日。
お掃除に、お供え物の準備、お仏壇の飾りつけ、などなどやることはい~っぱい(@_@;)
お花に果物、提灯も点けてご先祖様の杖替わりになる「グーサンウージ(さとうきびの杖)」
邪気払いの葉付しょうがも飾ります。
ウンケーの日は、「ウンケージューシー」という沖縄風炊き込みごはんと、酢の物、お吸い物を一緒にお供えします。
今日は、マハエもウンケージューシー作りのお手伝い!
実は、マハエ食べるだけじゃないんですよーー。
「琉球料理体験」したことあるし・・・
今日は、先生はいないけど大丈夫!ご先祖様をお迎えする為に、腕によりをかけて頑張ちゃいます♪
まずは、お鍋でかつおだし汁をとります。
沖縄料理で「だし汁」といえば、かつおだしが一般的です。
昆布はだし用というより、食する事が多いですよ。
だし汁は、ジューシーとお吸い物にも使うので大目にとりま~す。
あっ、豚肉も先に茹でておいてくださいね。
沖縄では豚肉は、「鳴き声以外全て食べる」と言われるほど様々な部位を食します。旧盆期間中は色々なお料理に登場するので、大目に茹でておくのもいいと思いますよ。
お鍋を火に掛けている間に、茹でた豚肉、人参、椎茸、かまぼこなどの具材を細かく切ります。
※知人宅では、ヒジキを追加してましたよ。お好きな具材でお試しあれ。
今回は、味付けを失敗しないように、先にだし汁に味をつけちゃいます。
かつおを取り出しただし汁に、お酒、おしょうゆ、お塩、豚の茹で汁を加えます。お米と一緒に炊くのでごの時点で少しだけ濃く感じる位でも大丈夫。
※豚の茹で汁がなくても大丈夫。炊いているうちに具材の豚肉からおいしい出汁が出てきま~す。
ジューシーの作り方はコチラから
洗米したお米に、味をつけただし汁そそぎ、具材を加え炊飯器をON。お好みでサラダ油をプラス(こくが出て、ゴハンがしっとり艶っぽくなりますよ)
炊きあがりに、しょうがの葉を細かく刻んで加え少し蒸らして完成です。
炊飯器を開けるとしょうがの香りがイイ香りが~。。このしょうがの香りが“邪気払い”になるんですよ。
ご先祖様をお迎え(ウンケー)して、夕ご飯のジューシーをお供え、家族もジューシーをいただき旧盆の初日が終わります。
旧盆では、お仏壇に線香をあげに訪ねてくる久しぶりに会う親族とのコミュニケーションも楽しみの一つ。
これから3日間(地域によっては4日間)沖縄の大切な年中行事【旧盆】の幕開けです。
【マハエの一口メモ】
夏の夜、沖縄では県内各地でどこからともなく
パーランク―や、三線の音色が~・・
旧盆に向けて夏の風物詩エイサーの練習が始まります。
今日、エイサーは様々なイベントで踊られますが元々は旧盆に先祖供養のための踊りなんですよ。
※エイサーの詳細はコチラ
エイサーの太鼓の音色、勇壮な踊りにウチナーンチュDNAは、チム(肝)ドンドン!!