一度は訪れてみたい!沖縄の9つの世界遺産をご紹介
- 掲載日:
- 2022.11.24
沖縄には、観光地としても有名な9つのスポットが世界遺産に登録されています!そこで今回は、沖縄の歴史、文化にふれられる世界遺産やその周辺の観光スポットをまとめて紹介していきます。
約570年前から約120年前までの約450年間、かつて沖縄には首里城を中心とした琉球王国がありました。
2000年にユネスコの世界文化遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は、アジアや日本の影響を受けながらも島国として独自に発展した王国の文化、信仰に触れ、城跡やその建物様式からは琉球王国の歴史的背景や琉球の人々の英知を感じることができます。ぜひこの機会に、沖縄の世界遺産を巡ってみてはいかがでしょか?
INDEX
01|今帰仁城跡 (なきじんじょうあと)【今帰仁村】
かつて琉球は、北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)の3つの地域に分かれて勢力争いをしていた「三山時代(さんざんじだい)」がありました。今帰仁城は、沖縄本島北部を支配した北山の拠点でしたが、1416年に中山を支配していた尚巴志(しょうはし)の攻撃によって滅ぼされました。尚巴志が三山を統一し、琉球王国が誕生した後は琉球王府が派遣した看守役人の居城となりました。
今帰仁城跡からは、琉球王朝発祥の地と言われる伊是名島と伊平屋島の島影が正面に見え、よく晴れた日には与論島を見ることもできます。
施設情報
【住所】沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地
【TEL】0980-56-4400
【営業時間】通常期間 (※1~4、9~12月) 8:00~16:00 (最終入場17:30)
夏期延長期間(5~8月) 8:00~19:00 (最終入場18:30)
【定休日】年中無休
【料金】大人 600円/中高生 450円/小学生以下 無料
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02|座喜味城跡 (ざきみじょうあと)【読谷村】
座喜味城は、戦乱の世だった「三山時代」に活躍し、琉球王国統一後の国の安定に尽力した名将護佐丸(ごさまる)によって築かれた城として知られています。護佐丸はそれ以前の居城であった山田城を取り壊し、その石材を運ばせてつくらせたと伝えられています。規模は小さいですが、城壁や城門の石積みの精巧さや美しさは沖縄の城の中で随一といわれ、当時の石造建築技術の高さを示す貴重な史跡となっています。
施設情報
【住所】沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708番地6
【TEL】098-958-3141
【営業時間】9:00~18:00 (最終入場17:30)
【定休日】水曜日、年末年始 (12月28日~翌年の1月4日)
【料金】高校生以上 500円/65歳以上 400円/小中学生 300円/幼児 無料
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03|勝連城跡 (かつれんじょうあと)【うるま市】
勝連城は、琉球王国が安定していく過程で国王に最期まで抵抗した有力按司(あじ)阿麻和利が住んでいた城として有名です。しかし、1458年に琉球王府軍に攻められ、滅ぼされたと伝えられています。
日本製の古い瓦が大量に出土しているほか、岩盤を削って柱穴を掘った遺構も見つかっており、ここには当時としては珍しい瓦葺きの建物があったことが繁栄した城だったことを裏付けています。
施設情報
【住所】沖縄県うるま市勝連南風原3807-2
【TEL】098-978-2033
【営業時間】9:00~18:00 (最終入場17:30)
【定休日】年中無休
【料金】高校生以上 600円/中学生以下 400円/6歳未満 無料
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04|中城城跡 (なかぐすくじょうあと)【北中城村】
城湾に面した高台にある中城城は1440年、護佐丸(ごさまる)が座喜味城主(ざきみじょうしゅ)から中城城(なかぐすくじょう)に移り住み、周辺の城壁を増築して築城したといわれています。城は標高167メートルの丘陵地に築かれ、城壁の上からは海を見渡すことができます。また沖縄戦での被害が少なく原型をとどめているため、年代によって変化する石積みも見ることができます。
施設情報
【住所】沖縄県中頭郡中城村泊1258番地
【TEL】098-935-5719
【営業時間】8:30~17:00 (5~9月は18:00まで)
【定休日】年中無休
【料金】大人 400円/中高生 300円/小学生 200円 ※保護者同伴の小学校就学前の方は無料
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05|首里城跡 (しゅりじょうあと)【那覇市】
北山、中山、南山の三山を初めて統一し、琉球王国の拠点となった首里城は、第二尚氏の尚真(しょうしん)王らによって現在の規模にまで拡大されました。琉球王国統一以降、国王の居城となり、政治・外交・文化の中心地となった琉球王国時代の象徴ともいうべき城です。また御庭にある朱色の正殿は日本と中国の建築様式が取り入れられ、現在の沖縄県で最大の木造建造物となっていました。
施設情報
2019年10月31日に発生した首里城正殿をはじめとした主要7施設の火災の影響により、見学可能なエリアが変更となっています。
※開園の区間やイベント、ガイドツアーなどの開催・運営状況など最新・詳細情報につきましては、首里城公園の公式ページよりご確認・お問合せ下さい。
【住所】沖縄県那覇市首里金城町1-2
【TEL】098-886-2020
【営業時間】無料区域:8:30~18:00
有料区域:9:00~17:30 (入場販売締切17:00)
【料金】大人 400円/高校生 300円/小中学生 160円/6歳未満 無料
06|玉陵 (たまうどぅん)【那覇市】
1501年頃の三代目の王、尚真(しょう・しん)が創建したと伝えられている第二尚氏王統歴代の陵墓「玉陵」。墓は首里城をモデルにしたといわれる巨大な石造りで、骨を収める墓室が東西に3つ連なり、周りを高い石垣で囲んでいます。外見は木造建築を模し、棟には尚家の家紋や牡丹・唐草・宝珠等が彫りこまれ、左右袖塔上には陵墓を守護する石彫りの獅子像が置かれています。
施設情報
【住所】沖縄県那覇市首里金城町1-3
【TEL】098-885-2861
【営業時間】9:00~18:00 (最終入場17:30まで)
【定休日】年中無休
【料金】大人 300円/小人(中学生以下) 150円
07|園比屋武御嶽石門 (そのひゃんうたきいしもん)【那覇市】
園比屋武御嶽石門は、1519年に築かれた門で、王家の拝所として使用されていました。国王が城外に出る時に道中の安全を祈願したり、聖地を巡礼する行事や最高神女(のろ)・聞得大君(きこえおおきみ)の即位式も最初にここを参拝したといわれています。
木の扉以外は石造の平唐破風門ですが、両妻飾りに懸魚(げぎょ)の彫刻を取り付けるなど木造建築の表現を取り入れています。
施設情報
2019年10月31日に発生した首里城正殿をはじめとした主要7施設の火災の影響により、見学可能なエリアが変更となっています。 ※開園の区間やイベント、ガイドツアーなどの開催・運営状況など最新・詳細情報につきましては、公式ページよりご確認・お問合せ下さい。
【住所】沖縄県那覇市首里真和志1-7 付近 首里城公園内
【TEL】098-917-3501
【営業時間】8:30~18:00 (首里城公園無料区域)
【定休日】年中無休
【料金】無料
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08|識名園(しきなえん)【那覇市】
15世紀から16世紀にかけての琉球は、中国、日本、朝鮮、東南アジア諸国をむすぶ中間地点に位置する「中継貿易地」として栄えていました。識名園は1799年頃につくられ、王家の別邸であり、中国皇帝の使者 冊封使(さっぷうし)をもてなす場としても使用されていました。庭園は「心」の字をくずした形の池を中心につくられ、池の周りの散策を楽しめるようになっています。
施設情報
【住所】沖縄県那覇市字真地421-7
【TEL】098-855-5936
【営業時間】4~9月:9:00~18:00 (最終入場17:30)
10~3月:9:00~17:30 (最終入場17:00)
【定休日】毎週水曜日
【料金】大人 400円/小人(中学生以下) 200円
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09|斎場御嶽 (せーふぁうたき)【南城市】
御嶽(うたき)とは、聖域とされる空間であり、祈りの場。斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球王国の中で最も格の高い聖地であり、琉球王国の最高神女(のろ)である聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀式「御新下り(おあらおり)」も行われました。首里城から多くの神女を従えた大行列で、途中何ヶ所かの御嶽に祈りを捧げながら訪れたといいます。またかつては男子禁制で、たとえ国王であっても女装に改める必要があったと伝えられています。
施設情報
【住所】南城市知念字久手堅270-1
【TEL】098-949-1899
【営業時間】9~10月:9:00~18:00 (最終入場17:30)
11~2月:9:00~17:30 (最終入場17:00)
【定休日】毎年6日間、旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日
【料金】高校生以上 300円/小・中学生 200円/6歳以下 無料