金武町

豊かな自然とアメリカ文化が共存する町

沖縄本島のほぼ中央、緑豊かな山々のふもとに広がる金武町は、水に恵まれたエリアとして有名です。亜熱帯気候の沖縄の中でも気候が安定した地域で、豊かな自然や豊富な水資源を生かした農業や、ネイチャーアクティビティが盛ん。また、面積の約6割を米軍基地が占める町でもあり、アメリカ文化の影響を色濃く受けた町並みが広がる新開地エリアは、異国情緒あふれた雰囲気を醸し出しています。沖縄のソウルフード「タコライス」発祥の地としても知られており、観光客も多く訪れます。2011年に返還されたギンバル訓練場跡地には、野球場やフットボールセンターなど充実したスポーツ施設があり、令和に入ってから温泉ホテルや、全長800mのビーチも整備されました。今後は更なる発展が見込まれます。

ここに注目!

億首川(おくくびがわ)

億首川は、沖縄本島でもっとも種類が多いマングローブ林が河口部に生い茂る川。貴重な自然環境があることから、2011年に「日本の重要湿地100」に選定されています。生息する野鳥の種類も多く、バードウォッチングの名所としても知られています。川沿いのマングローブ林内に整備された全長280mの遊歩道では、野鳥やカニなどを間近に観察でき、展望台からは濃緑で覆われたマングローブ林を一望できます。

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金武大川(ウッカガー)

地下水が豊富な水どころのシンボル的存在である、金武町指定文化財。並里地区の中央に位置する共同井泉で、水道が普及するまでは住民の貴重な生活用水として暮らしを支えていました。長い歴史において枯れたことがない湧き水は「長寿の泉」として、今も地元住民から親しまれています。「新おきなわ観光名所100選」にも選ばれており、向かいには公園もあるので、家族連れにも人気です。

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當山久三の像

沖縄県における海外集団移民事業の主導者として知られ、「沖縄移民の父」と呼ばれた當山九三の功績をたたえた像です。金武町は海外移民の先駆けとなった地域であり、金武町出身の當山自身も、第2回の移民団に同行した経歴を持ちます。當山は今でも金武町民の尊敬を集めており、彼が第1回移民を沖縄からハワイへ送り出した12月5日は「金武町移民の日」に制定されました。当日は演劇やパネル展などのイベントが行われています。

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一般社団法人 金武町観光協会

金武町字金武4086-1
098-989-5674

公式サイト

掲載日:
2023.03.23
更新日:
2023.03.24

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